5%の緻密な計算と95%の思いつきで綴る、日々の雑感。
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2丁目から3丁目へ(中編)
前編からの続き)

一方、そんなオレの心配をよそに、オヤジの方はといえば、
すでにオレの袖を引っ張るまでに距離を縮めていたのだった。

い、いつの間に…。
次の瞬間、オレの脳中枢に緊急指令が下された。
“なんとか振り切れ”

が、次のオヤジの一言が、事態を思わぬ方向に急転回させた。
「ねぇ、頼むよぅ。一緒にあっち行こうよぅ。千円あげるからさぁ

せ、せ、せ、千円!?

数年後には女子高生の使用済パンツに4千円だの5千円だのという
値段がつけられようかというご時世に、オレ本体がたったの千円!?
オレという人間は、女子高生のパンツにも及ばない経済価値の男だったのか…。

そう思うと、気持ちも一気にガクーンと沈む。
もはやライヴの余韻など微塵もなく、上機嫌だったオレのエネルギーは
すべてギラギラと輝くこのオヤジの瞳に吸収され、
いまやオヤジこそが上機嫌なのだった。
しかし、ここでふと我にかえる。
このままオヤジのペースに持っていかれる訳にはいかないだろう。
ここはきっぱりと
「いや、オレはそういう趣味はないので、申し訳ないんだけど…」
と、半ばにらみ顔で断りを入れる。

そしてオレの袖にしがみつくオヤジの右腕を強引に引き離し、
オレはその場を離れたのだった。

だが、あまりの突然の出来事に、
今のは一体何だったんだろう…?
という素朴な疑問が、ようやく現実世界に戻ったオレの心の中に
じわじわとこみ上げてきた。
そこで、10mほど歩いたところで、おもむろに後ろを振り返ってみた。

…と!
なんと、こともあろうにオヤジと目が合ってしまった!
オヤジはずっとオレの背中に熱い眼差しを送り続けていたのだ。
オヤジの視線と正面衝突したオレの視線のベクトルは
すでにその舵取りの制御が効かず、一瞬にして凍り付いてしまった。

しまった!と思った時にはもう遅い。
果たして、オヤジはこっちに向かって歩き出してきた。

ヤバイぞ、この展開は。
今度こそつかまらないようにしないと…。

が、大変なことが起こった。目の前の信号が赤だ!

後編へつづく)
| 殴り書きメモリーズ | 22:41 | comments(2) | trackbacks(0) |
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1000円・・・Σ(゜Д゜)
| よっちぃ | 2004/10/18 12:41 AM |
サスペンスッ!
| kellogg | 2004/10/18 8:27 AM |









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