5%の緻密な計算と95%の思いつきで綴る、日々の雑感。
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2丁目から3丁目へ(後編)
中編からの続き)

前方には信号機、後方にはオヤジ。
もはや逃げ場のないオレは、信号待ちをしている群集に紛れて
そっと身を潜める以外に方法はなかった。

それにしてもこういう時にこそ、信号はなかなか青にならないものだ。
こうやって信号待ちをしている間にも、
オヤジはオレの方へ一歩一歩近づいてきているのだろう。

そんなことを考えながら、ふっ、と右を見ると…

!!!!!!!
もうオヤジはすぐ隣に来ているではないか!
「ねぇ、いいだろう?千円あげるからさぁ」

信号待ちをしている人たちが、
“この2人、一体どういう関係なんだろう?”
という目で、一斉にオレたちの方を見る。

「いや、違うんです、みなさん。オレはこのオヤジとは何の関係もないんです!」
とちゃんと弁解したい気持ちでいっぱいだったが、
そんなことをしたら余計に怪しまれるに決まっている。
それに、これ以上もう変な注目は浴びたくないのだ。

結局、信号待ちの群集の中を
オヤジに「ねぇ、いいだろう?」と追いかけられながらも
無言で逃げ惑うしかオレには手だてはなかった。

後日、この夜の出来事を仲のいい友人に話した。
が、ヤツの陰謀で、「オレがオヤジに千円ですべてを許した」
という内容に差し替えられて話が広まっていったのだった。

★シリーズ「迷走する愛と性」
第2話:2丁目から3丁目へ <完>
| 殴り書きメモリーズ | 23:56 | comments(2) | trackbacks(0) |
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謎はすべて解けた!(笑)
| よっちぃ | 2004/11/01 5:02 AM |
意外にも、最後の最後で共感を憶えてしまったー!
陰謀!やった!懐かしい!
| タコ | 2004/11/01 11:41 PM |









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