5%の緻密な計算と95%の思いつきで綴る、日々の雑感。
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右側に気をつけろ(後編)
前編からの続き)

3つ並ぶ小用の便器の一番左が使われていたので、オレは真ん中を選ぶ。
と、すぐに右側の便器にも人が入ってきた。

数秒後。
用を足しながら、オレは並々ならぬ空気を感じた。
そして右の方にちらっと目をやった瞬間、思わずハッと息を呑んだのだった。

み、右側の男がオレの局部を凝視している!
それも激しく身を乗り出して!!

はじめは、オレの足元になにか落し物でもしたのかと思った。
が、推定20代前半の気弱そうなその若い男の視線をたどると、
ヤツの熱い眼差しは、どう見てもオレのあの部分に注がれているのだった。

こ、こ、こ、これは一体、ど、どうしたことか…!
冷静に、冷静に、冷静に。
自分にそう言い聞かせながら、まずは一言。
「おい、何見とんじゃ、ゴルァ!」

一瞬、相手はひるんだようだった。
だが、この直後オレは、予想だにしなかったヤツの発言によって
最大の攻撃を浴びることとなる。
「◎♂★@*¥&#」

一度目、彼の口からその言葉が発せられたとき、
オレはその声がうまく聞き取れず、「は?」と聞き返した。
が、2度目には、その衝撃の一言がはっきりとオレの耳に届いた。

「オシッコ飲ませて」

…えっ? ええええ〜っ!?

さっき出会ったばかりの2人の間を、風が音をたてずに吹きぬけてゆく。

か、完敗だ…。

一瞬にして全身が凍りついたオレが、それでも何とか言い返せた言葉は、
「い、い、いや、もう出し始めてるから…」
という、“出す前に言ってくれたら飲ませてあげたのに”的ニュアンスをたっぷり含んだ、
自分でもなんでそんなことを言ったのかよく解らない一言だけだった。

それ以来オレは、大阪に行ったときは一番右の便器を使うことに決めている。

★シリーズ「迷走する愛と性」
最終話:右側に気をつけろ <完>
| 殴り書きメモリーズ | 18:38 | comments(2) | trackbacks(0) |
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えー!!大阪恐ろしい!!
| kellogg | 2006/01/30 10:56 AM |
お断りの文句、笑った〜!!
| タコ | 2006/01/31 10:39 PM |









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